英文組み立てはお化粧に似てる?
I don’t like January. It’s grey, cold and depressing.
一月は嫌いだ。
薄暗くて寒くて気が滅入る。
という基本の二文があったとしましょう。
SVOの基本形です。この状態を、仮に「洗顔後、お化粧前の顔」としましょう。
I really don’t like January. It’s always grey, cold and rather depressing.
1月は本当に苦手だ。いつも薄暗い上に、寒い時も多くなぜだか気が滅入る。
really, always, ratherなどは、副詞(adverbs)といって、英文にはかならずといっていいほど入っています。お化粧でいえば、アイラインをひいたり、マスカラを塗ったり、チークをいれたり、そういったこまごまとした「各所を引き立てる小道具」です。
そろそろお化粧もととのい、髪を整えたら仕上がりです。
I really don’t like January because it’s always grey and cold and rather depressing.
英文では、because〜文は、結論の文(ここではI really don't like January.)にくっつくことが多いです。
これで、英語として自然な文章になりました。
really don’t like はもっとくだけるとdon’t really fancyという言い換えもできますし、always はmost often / most of the timeに、(そこまでじゃないけど)けっこうと言いたかったらquiteを追加したり。その日の気分によって、お化粧を少しかえるのと同じですね。
ちなみに、ずっとgrey, coldと書いていたのを、最後の文ではandに変えています。
これは、薄暗くて寒くて とandを使って並べることでいかにもうんざりしている雰囲気をだせるからです。
英語に限らずだと思いますが、外国語を学ぶ時は、こうした「お化粧の小道具」にあたる単語であったり表現であったりを、学んで使うというのが、実は重要だと思っています。
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