デザート=?
今週のお題「得意料理」
英国で出会った私の周りの人たちは、誰一人としてデザートをデザートといいません。
レストランのメニューでは見かけますが、実際に家庭で使うのは、
pudding
です。
フルーツから、ケーキ、アイスクリームにチーズまで、食後のデザートをさしてざっくりとpuddingといいます。
プディングといわれると、プリンのような気もするし、
プディングと名のつく、ケーキ系のお菓子もあるので、
pudding = デザート
という英語表現に慣れるのに少しかかりました。
What would you like for pudding?
と聞かれたら、プリンのことではなく、デザートです。
さて、お題の得意料理
英国に渡ってから作るようになり、冬になると1週間に1回は作っているpuddingがあります。あまりにも簡単なので、料理と呼べるのか微妙なところですが、紹介したいと思います。
Crumbleといって、りんごやプラムなどの果物をスライスしたり煮たりしたのに、
小麦粉とバターと砂糖で作るcrumbleミックスをかけて、オーブンで焼く英国の代表的デザートの一つです。
crumbleミックスに、オート麦粉やアーモンド粉を混ぜてみたり、果物だって大抵なんでもござれ!という、アレンジしやすく、そして失敗することがほとんどないわりに、熱いままでも冷めても美味しい、料理(お菓子作り?)初心者に優しいデザートです。
ちなみにcrumbleという名前は、ミックスが手で触るとホロホロと崩れるようすから来ています。
料理のコツは、
小麦粉と小さく切ったバターと砂糖を手でむにゅむにゅと揉んで、ホロホロのパン粉のようにすること。
酸味のある果物(プラムやルバーブなど)を使うと、爽やかな味になる。
くらいでしょうか。
義母から聞いたレシピを参考に、私の自己流クランブルレシピです。
『材料』
A 小麦粉(薄力粉でも強力粉でもなんでも)120g
A バター 60g
A 砂糖(白でもブラウンでもなんでも)60g
りんご、プラムなどの果物 500gほど
ティースプーン2杯くらいの砂糖
『作り方』
1 オーブンを170度くらいに熱する
2 果物をスライスし、オーブンデッシュに敷き詰める。ティースプーン2杯くらい の砂糖をふる。または、果物をスライス、小鍋で少量の水と砂糖を加えて柔らかくなるまで煮て、オーブンデッシュに入れる。
3 Aをボウルや袋に入れて、よく揉み、ホロホロにする
※バターが溶け出してくるとホロホロになりにくいので、最初に小さめにカットしておくと、早く混ざります。
4 クランブル状態になったAのミックスを、果物の上に敷き詰める。
5 オーブンで20分ほど、クランブルがきつね色になるまで焼く。
6 熱いままでも、冷めてからでも、美味しいです。
クリームやアイスを添えて、召し上がれ!
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